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ズワイガニとタラバガニの違い|味・値段・食べ方・どっちがおすすめ?(タラバは”カニじゃない”の理由も)

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ズワイガニとタラバガニの違い|味・値段・食べ方・どっちがおすすめ?(タラバは”カニじゃない”の理由も)

ズワイガニとタラバガニの違い|味・値段・食べ方・どっちがおすすめ?(タラバは"カニじゃない"の理由も)

ズワイガニとタラバガニの違いは、ひとことで言えば「繊細な甘みのズワイ、食べごたえのタラバ」です。どちらも冬のごちそうとして人気ですが、味や食感だけでなく、体のつくり、値段の傾向、向いている食べ方まで、実はかなり性格の違うカニです。

この記事では、福井で創業60年以上のカニ問屋・越前かに問屋ますよねが、ズワイガニとタラバガニの違いを分かりやすくまとめました。

  • 味・食感・大きさ・値段・食べ方の違い(比較表つき)
  • タラバガニが「カニじゃない」「ヤドカリの仲間」といわれる理由
  • 鍋・焼き・贈り物など、用途別にどっちがおすすめか

ズワイガニとタラバガニの違い 早見表

まずは全体像を表で比べます。大きさや旬は個体・産地によって幅があるため、目安としてご覧ください。

比べる点 ズワイガニ タラバガニ
分類 カニの仲間 ヤドカリの仲間
脚の数(ハサミを含む) 10本 8本に見える
大きさ 脚が細く長い。甲羅は手のひらほど 脚が太く、全体に大きい
味 上品で繊細な甘み 淡白でやさしい甘み
食感 繊維が細かく、しっとり 繊維が太く、ぷりっと弾力がある
カニみそ 濃厚でおいしい 一般には食べない
向いている食べ方 かにしゃぶ・刺身・鍋・焼き ボイルをそのまま・焼き
主な産地 日本海・北海道・ロシア・カナダ 北海道・ロシア・アラスカ
ポイント「カニそのものの甘みやみそを味わいたい日はズワイガニ」「太い脚にかぶりつきたい日はタラバガニ」と考えると、選びやすくなります。

見た目と体のつくりの違い

ズワイガニは脚が細長く、タラバガニは太くてトゲが多い

ズワイガニは、丸みのある小さめの甲羅から、細くて長い脚がすらりと伸びています。殻の表面は比較的なめらかで、キッチンバサミで切りやすいのが特徴です。

タラバガニは、甲羅も脚もごつごつとしたトゲに覆われ、脚は太く短めです。オスの大きなものは、脚を広げると1mを超えることもあります。殻が厚くて硬いので、食べるときは殻の柔らかい内側(白っぽい面)にハサミを入れると切りやすくなります。

脚の数が違う

ズワイガニは、ハサミを含めて左右5本ずつ、合わせて10本の脚があります。一方、タラバガニはハサミを含めて8本に見えます。お店で姿のカニを見かけたら、脚の数を数えてみると違いがすぐに分かります。

タラバガニは”カニじゃない”?ヤドカリの仲間といわれる理由

「タラバガニはカニじゃない」という話を聞いたことがある方も多いと思います。これは本当で、タラバガニは生き物の分類上、カニではなくヤドカリの仲間にあたります。

ヤドカリの仲間といえる特徴は、主に次の3つです。

  1. 脚が8本に見える:実際には10本ありますが、一番後ろの1対はとても小さく、甲羅の中に隠れています。この脚はエラの掃除に使われています
  2. 縦にも歩ける:カニといえば横歩きですが、タラバガニは前後にも歩くことができます
  3. メスのお腹が左右非対称:巻き貝に入るヤドカリと同じく、お腹の形が片側にねじれています

とはいえ、食べ物としては昔から「カニ」として親しまれてきました。名前は、魚の鱈(たら)が獲れる漁場「鱈場」で一緒に獲れたことに由来するといわれています。

ちなみにズワイガニの名前は、細くまっすぐな木の枝を指す古い言葉「楚(すわえ)」がなまったもの、という説がよく知られています。細長い脚の姿からついた名前です。

味と食感の違い|どっちが美味しい?

「タラバガニとズワイガニはどっちが美味しいのか」は、よくいただく質問です。問屋としての答えは「好みと食べ方で変わる」です。

ズワイガニ:繊細な甘みと、濃厚なカニみそ

ズワイガニの身は繊維が細かく、しっとりとした口あたりです。噛むほどに上品な甘みが広がり、「カニの味が濃い」と感じる方が多いのはズワイガニのほうです。

生の身はかにしゃぶや刺身で、とろりとした甘さを楽しめます。さらに、甲羅の中のカニみそがおいしいのも大きな魅力です。身をみそに絡めたり、甲羅焼きにしたりと、1杯でいろいろな味わい方ができます。

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タラバガニ:太い脚の食べごたえ

タラバガニの魅力は、なんといっても脚の太さです。繊維が太く、ぷりっとした弾力があり、殻から外した身をほおばったときの満足感は、ズワイガニにはないものです。味は淡白でやさしい甘みがあり、焼くと香ばしさが加わって甘みが引き立ちます。

一方で、タラバガニのカニみそは一般には食べません。油分が多く、加熱しても固まりにくいうえ、身に回ると風味が落ちてしまうため、ボイルするときに取り除かれるのがふつうです。

ポイント「カニの甘みをじっくり味わいたい」ならズワイガニ、「豪快にかぶりつきたい」「見た目の迫力も楽しみたい」ならタラバガニ。味の優劣ではなく、楽しみ方の違いです。

値段の違い

ズワイガニとタラバガニの値段は、その年の漁獲量や為替、時期によって大きく変わります。そのうえでの傾向としては、同じ重さで比べると、タラバガニのほうが高めになりやすいカニです。1杯が大きく、獲れる地域や量が限られているためです。

ただし、ズワイガニにも幅があります。

種類 値段の傾向
冷凍のズワイガニ(脚・カット済み) 家庭用として選びやすい価格帯のものが多い
冷凍のタラバガニ(脚) ズワイガニより高めになりやすい
越前がに・松葉ガニなど、産地ブランドの活ズワイガニ タグ付きの大きなものは、タラバガニを大きく上回ることもある

値段を比べるときは、表示されている重さが「総重量」なのか、氷の膜(グレーズ)を除いた「正味重量」なのかも確認してください。基準がそろっていないと、正しく比べられません。

注意年末は需要が集中して、どちらのカニも値上がりや品切れが起きやすくなります。お正月用に考えている場合は、早めの準備がおすすめです。

食べ方の違い|料理別の向き・不向き

カニは、種類によって得意な料理が違います。

食べ方 ズワイガニ タラバガニ
かにしゃぶ ◎ 生の身がとろりと甘い ○ 生の商品なら楽しめる
刺身 ◎(刺身用の表示があるもの) △ 商品の表示を確認
カニ鍋 ◎ だしがよく出る ○ 食べごたえのある具になる
焼きガニ ○ 香ばしく上品 ◎ 太い脚がふっくら焼ける
ボイルをそのまま ○ ◎ 解凍するだけで主役になる
カニみそ・甲羅焼き ◎ ×(みそは食べない)

解凍方法は「生」か「ボイル」かで変わる

冷凍カニは、種類よりも「生かボイルか」で解凍方法が変わります。

  • 生のカニ:食べる直前に袋から出し、ボウルに入れて流水で5〜10分ほど。半解凍の状態で止めて、すぐに調理します
  • ボイルのカニ:冷蔵庫でゆっくり解凍します

通販のタラバガニはボイル品が多く、ズワイガニは生・ボイルの両方が流通しています。届いたら、まず商品の表示を確認してください。

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タラバガニとアブラガニの違い

タラバガニを選ぶときに知っておきたいのが、見た目のよく似た「アブラガニ」です。アブラガニもタラバガニと同じ仲間で、味わいも近く、タラバガニより手ごろな値段で売られることがあります。

見分けるところ タラバガニ アブラガニ
甲羅の中央にあるトゲ 6本 4本
脚の裏側の色 先のほうまで赤っぽい色がつく 白っぽい部分が多い

アブラガニもおいしいカニですが、別の種類です。脚だけの商品では見分けが難しいので、商品名だけでなく、表示されている種類名を確認するのが確実です。

用途別・どっちがおすすめ?

最後に、用途ごとのおすすめをまとめます。

こんなときは おすすめ 理由
家族でかにしゃぶ・鍋をしたい ズワイガニ(生・カット済み) 殻むきの手間が少なく、だしもおいしい
焼きガニを楽しみたい タラバガニ 太い脚は焼いてもふっくら
解凍してすぐ食卓に出したい ボイルのタラバガニ・ボイルのズワイガニ 加熱の手間がいらない
カニみそも味わいたい ズワイガニ(姿) みそは姿の商品でしか楽しめない
贈り物にしたい 相手の好みが分からなければズワイガニ 食べ方の幅が広く、好き嫌いが分かれにくい
食卓を華やかにしたい タラバガニ 大きさと見た目の迫力がある

迷ったときは、両方を少しずつ用意して食べ比べるのも楽しいものです。

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よくある質問

Q. タラバガニとズワイガニ、どっちが美味しいですか?

好みによります。繊細な甘みとカニみそを楽しみたい方にはズワイガニ、太い脚の食べごたえを楽しみたい方にはタラバガニが向いています。かにしゃぶならズワイガニ、焼きガニならタラバガニ、というように食べ方で選ぶのもおすすめです。

Q. タラバガニがカニじゃないというのは本当ですか?

本当です。分類上はヤドカリの仲間にあたります。脚が8本に見える、前後にも歩ける、といった特徴にその名残があります。食べ物としては、昔からカニとして親しまれています。

Q. ズワイガニとタラバガニでは、どちらの値段が高いですか?

時期や大きさで変わりますが、同じ重さの冷凍品で比べると、タラバガニのほうが高めになりやすい傾向があります。ただし、越前がになど産地ブランドの活ズワイガニは、タラバガニより高値になることもあります。

Q. タラバガニのカニみそは食べられますか?

一般には食べません。油分が多く固まりにくいため、ボイルのときに取り除かれています。カニみそを楽しみたい場合は、ズワイガニや毛ガニの姿の商品を選んでください。

Q. かにしゃぶにするなら、どちらがいいですか?

生のズワイガニがおすすめです。だしにくぐらせると身がふわっと開き、とろりとした甘みを楽しめます。殻をむいてあるカット済みの商品なら、解凍してすぐに始められます。

まとめ

  • ズワイガニは繊細な甘みとカニみそ、タラバガニは太い脚の食べごたえが魅力
  • タラバガニは分類上ヤドカリの仲間で、脚は8本に見える
  • 値段は時期で変わるが、同じ重さならタラバガニのほうが高めになりやすい
  • かにしゃぶ・鍋・みそを楽しむならズワイガニ、焼きやボイルをそのまま楽しむならタラバガニ
  • タラバガニとよく似たアブラガニは別の種類。表示されている種類名で確認する

越前かに問屋ますよねについて

ますよねは福井県で創業60年以上、越前がにをはじめとするカニ・海産物を扱う問屋です。仕入れ・商品企画・発送を自社で行い、家庭で「おいしく食べられる状態」で届けることを大切にしています。この記事も、日々カニを扱う現場の経験をもとに書いています。

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