安くておいしい魚の代表格「イワシ」。特に夏に旬を迎える「マイワシ」は、身がやわらかく、鮮度が良いものはお刺身としてもおいしくいただけます。
今回ご紹介するイワシのさばき方は、包丁をほとんど使わない「手開き」という方法です。身がやわらかい、マイワシだからこそできる下処置は、とても簡単なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

おいしいマイワシの見分け方
真イワシの特徴は、側線にある黒い斑点。カタクチイワシやウルメイワシにはないので、すぐに見分けられます。新鮮なマイワシは目が澄み、表面に張りがあります。青くツヤツヤしたものを選びましょう。
使用する道具

- ・よく研いだ包丁
- ・まな板
- ・キッチンペーパー
おろし方
- 1.包丁で頭を切り落とす。

- 2.腹ビレのあたりまで包丁を入れ、内臓をかき出した後、取りきれなかった内臓や血合いを流水で丁寧に洗い流す。キッチンペーパーで水分をよく拭き取る。

- 3.イワシの腹を手前に持ち、親指を腹の中に入れ、中骨の上にぐっと押し込む。

- 4.そのまま尾に向かって中骨と身をはがすようにスライドさせる。

- 5.身が開いた状態でイワシをまな板の上に置き、中骨を身からはがすように尾に向かって取り除く。尾まで中骨をはがしたら、ポキっと折る。

- 6.両側の腹骨を包丁で削ぎ落とす。

- 7.これで手開きによるマイワシの開きの完成。調理法は、フライや蒲焼きなどがおすすめです。

おろし方のポイント
マイワシのおろし方のポイントは、なんといっても手でおろせるという点です。頭を切り落としたら、あとはほとんど包丁を使いません。
中骨と身を親指で丁寧にはがすことで、失敗なく開くことができます。コツを覚えると、包丁よりも簡単におろせますよ。
家族の健康を守る、イワシの栄養価
イワシに含まれる豊富なカルシウムは、丈夫な骨や歯を作るために欠かせない栄養素です。育ち盛りの子どもには、ぜひ積極的に食べてもらいましょう! カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれるため、骨粗しょう症の予防にも一役買ってくれますよ。
ほかにも、ビタミンB2、不飽和脂肪酸であるEPAやDHAも豊富なイワシ。美しい髪や肌を育てるほか、中性脂肪が原因の中年太り、生活習慣病の予防にも期待できます
さまざまなイワシレシピで、家族の健康を守りましょう!
